データの可視化(データストア)

enebularのInfoMotion機能を使うことによって、データを可視化できます。

このチュートリアルでは、アセットをインポートし、データストアのテーブルに保存したデータをInfoMotionで可視化できます。(所要時間20分)

Table of Contents

  1. プライベートノードのインポート
  2. フローのインポート
  3. テーブルの作成
  4. フローの編集と保存
  5. InfoTypeのインポート
  6. InfoMotionの作成

プライベートノードのインポート

Discover Assetsから、データストアにアクセスするためのプライベートノードをインポートする手順を説明します。

ee-connect-v2プライベートノードをインポートします。

まず、enebularの画面右上にあるDiscover Assetsをクリックしてください。

discoverMenu

以下の手順で、インポート対象のプライベートノードを検索します。

  1. アセットの種類でPrivate Nodeを選択します
  2. 検索バーにee-connect-v2と入力します
  3. プルダウンから名称を選択します

discover

検索結果に、enebularのラベルがついたプライベートノードが表示されます。

クリックすると詳細画面が表示されるので、画面右上のインポート ボタンをクリックします。
ダイアログが表示されるので、インポート先のプロジェクトを選択して、デフォルトの権限設定(編集、公開)のまま、インポート ボタンをクリックしてください。

import

インポート先として選択したプロジェクトのアセット一覧画面で、プライベートノードが追加されたことを確認してください。

addedImport

フローのインポート

データストアのテーブルに、データを保存するサンプルフロー(save-data-to-datastore-sample)をインポートする方法を説明します。

このサンプルフローはDiscover Assetsに公開しています。

以下の手順で、ee-connect-v2プライベートノードをインポートしたプロジェクトに、サンプルフローをインポートしてください。

  1. 検索欄にsave-data-to-datastore-sampleと入力し、プルダウンから名称を選択してください
  2. save-data-to-datastore-sampleのオフィシャルアセット(enebularの帯付きのアセット)が表示されますのでクリックします
  3. 右上のインポートボタンをクリックします
  4. インポート先を選択するダイアログが表示されますので、インポート先のプロジェクトと、このアセットに対するコラボレーターの権限を設定し、インポートボタンをクリックします

テーブルの作成

InfoMotionから参照するデータを保存するためのテーブルを、データストア機能で作成する方法を説明します。

サイドメニューのデータストアをクリックすると、テーブルの一覧が表示されます。 selectMenu

新規テーブル作成のため、右下に表示されている+ボタンをクリックします。

createTable

テーブルを作成するダイアログが表示されるので、InfoMotionで利用するを選択して、次へボタンをクリックします。

selectType

テーブル名には、任意のテーブル名を入力します。 メインキー名には、categoryと入力します。 サブキー名(任意)データ型は変更せずに、そのまま作成ボタンをクリックします。

done

以上の手順で、テーブルが作成されます。

フローの編集と保存

フローからテーブルにデータを保存するには、フロー上のノードに、保存先テーブルのテーブルIDを設定する必要があります。

ここでは、テーブルIDの確認方法と、フロー上のノードにテーブルIDを設定して、フローからデータを保存する方法を説明します。

テーブルIDの確認方法

データストアのテーブル一覧画面で、作成したテーブルをクリックします。

list

画面上部の設定タブをクリックします。

tab

設定タブ内に、テーブルIDが表示されています。 テーブルID欄の右側にあるコピーアイコンをクリックすることで、テーブルIDをクリップボードにコピーできます。 テーブルIDは、ノードの編集で利用するため、控えておいてください。

copyTableId

ノードの編集

インポートしたsave-data-to-datastore-sampleフローをフローエディターで開き、DSデータ保存ノードをダブルクリックします。

clickNode

DSデータ保存ノード編集画面のデータストア設定欄の右側にある鉛筆アイコンをクリックします。

clickPenIcon

datastore-configノードのテーブルID欄に、控えておいたテーブルIDを入力して、更新ボタンをクリックします。

inputTableId

DSデータ保存ノード編集画面に戻るので、完了ボタンをクリックします。

clickCompleteButton

画面右上の、保存ボタンをクリックします。

saveFlow

画面右のデバッグタブを開き、injectノード左側のボタンをクリックして、フローを実行します。

clickInjectNode

デバッグログが更新され、テーブルに保存されたデータが出力されます。
値が異なるデータを保存するため、injectノード左側のボタンを、10回程度クリックします。

以下は、デバッグログのイメージです。

debugTab

InfoMotionで利用するテーブルにデータが保存できたので、フローエディターを閉じます。

*注 1: enebularのエディター上で動作するフローはアクセスがないと自動的に4時間でセッションタイムアウトになります。

*注 2: 4時間を超えるとデプロイができません。ページを更新して再度デプロイしてください。

InfoType のインポート

InfoMotionで、グラフを作成するときに利用するInfoTypeを、Discover Assetsからインポートする手順を説明します。

まず、enebularの画面右上にあるDiscover Assetsをクリックしてください。

discoverMenu

以下の手順で、インポート対象のInfoTypeを検索します。

  1. アセットの種類でInfoTypeを選択します
  2. 検索バーにbar-chartと入力します
  3. プルダウンから名称を選択します

discoverInfoType

検索結果に、enebularのラベルがついたInfoTypeが表示されます。

クリックすると、詳細画面が表示されるので、画面右上の インポート ボタンをクリックします。

sampleBarChart

ee-connect-v2プライベートノードと、save-data-to-datastore-sampleフローをインポート済みのプロジェクトを選択して、インポートボタンをクリックしてください。

importInfoType

インポート先として選択したプロジェクトのアセット一覧画面で、InfoTypeが追加されたことを確認してください。

confirmImportedInfoType

InfoMotionの作成

データを追加したデータストアのテーブルと、インポートしたInfoTypeを指定して、InfoMotionを作成します。

左メニューからInfoMotionを選択し、ページ右下の+ボタンをクリックして、ダイアログを開きます。

createInfoMotion

任意の名前を入力し、権限はデフォルトのままにしておきます。

InfoMotionModal

作成後、InfoMotionのダッシュボードを開きます。

infoMotionDashBoard

画面上部のグラフの管理を選択して、サイドバーを開いてください。ここではダッシュボードに追加されたグラフを見ることができます。
今は何も追加していない状態なので、何も表示されていません。

newGraph

グラフの作成 をクリックして、作成モーダルを開きます。

以下の設定後、保存ボタンをクリックしてください。

  • 名称:任意の名称
  • InfoTypeの選択:InfoTypeのインポートでインポートしたInfoTypeを選択
  • データソースの選択:データストアを選択して、テーブルの作成で作成したテーブルを選択
  • label:category(グラフのX軸に対応します)
  • value:value(グラフのY軸に対応します)

graphConfig

入力した名称のグラフがリストに追加されていることを確認してください。

graphList

名称の左にある追加ボタンをクリックすると、ダッシュボードにグラフが追加されます。
グラフが表示されない場合は、選択している時間範囲が適切でないかもしれません。右上の日付の項目からデータが保存されている時間を設定してください。

infomotion

グラフの右下をドラッグすることによって、グラフのリサイズが可能です。グラフ上部のレイアウトの保存をクリックしてレイアウトを保存できます。

infomotion2

Well Done!

データフローの作成から、テーブルに保存したデータをInfoMotionで可視化するまでのチュートリアルが終わりました。

このチュートリアルでは、用意されているサンプルの棒グラフを表示していますが、ユーザー独自のInfoTypeを作成し使用することもできます。
詳しくは、 InfoMotion Type Creation Tutorialを参照してください。

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