データストアを利用するフローの作成
概要
テーブルを利用するフローには、以下の種類があります。
- クラウド/エージェント実行環境からテーブルを操作するフロー
- テーブル更新トリガーにより呼び出されるフロー
各フローの作成方法について説明します。
クラウド/エージェント実行環境からテーブルを操作するフロー
準備
データストアにアクセスするノードを含むee-connect-v2
ノードをプロジェクトにインポートしてください。
ee-connect-v2
ノードのインポート手順は以下です。
- Discover Assetsを開いてください
- 検索欄に
ee-connect-v2
と入力し、プルダウンから名称
を選択してください ee-connect-v2
のオフィシャルアセット(enebular
の帯付きのアセット)が表示されますのでクリックします- 右上の
インポート
ボタンを押します - インポート先を選択するダイアログが表示されますので、インポート先のプロジェクト名と、このアセットに対するコラボレーターの権限を設定し、
インポート
ボタンを押します
クラウド実行環境で動作するフローを作成する場合は、以下を参照し必要なプライベートノードのインポートおよびクラウド実行環境の作成を実施してください。
エージェント実行環境で動作するフローを作成する場合は、以下を参照し、エージェント実行環境を作成してください。
フローの作成
クラウド実行環境で動作するフローについては、LCDP in / outノードを利用する必要があります。詳しくは以下を確認ください。
フローから、データストアのテーブルにアクセスするには、e-connect-v2のプライベートノードに含まれる以下のノードを利用します。
- DSデータ取得
テーブルからアイテムを取得するノードです。 - DSデータ保存 テーブルにアイテムを保存するノードです。すでにキー(メインキーとサブキーの値)が一致するアイテムが存在している場合はそのアイテムを更新し、存在していない場合はアイテムを新規に追加します。
- DSデータ削除
テーブルに存在しているアイテムを削除します。 - DSデータ検索(簡易版)
テーブルに格納されたアイテムを検索します。 - DSデータ検索
テーブルに格納されたアイテムを検索します。上記の簡易版に比べ、検索条件を柔軟に指定できます。
各ノードの利用方法については、フローの編集画面で閲覧できるノードのヘルプを参照ください。
テーブル更新トリガーにより呼び出されるフロー
準備
テーブル更新トリガーを契機に呼び出すのはクラウド実行環境上で動作するフローです。以下を参照し必要なプライベートノードのインポートおよびクラウド実行環境の作成を実施してください。
※ プライベートノードlcdp-toolkit
は、バージョン1.2.0以上を利用してください。
フローの作成
テーブル更新トリガーを契機にフローが呼び出されると、LCDP inノードから以下の情報がmsgオブジェクトに含まれて出力されます。
{
triggeredBy: "ds-table-changed",
payload: {
tableId: <更新のあったテーブルID>,
eventName: <更新の種類(INSERT/MODIFY/REMOVEのいずれか)>,
oldItem: <更新前のアイテム(INSERTの場合は含まない)>,
newItem: <更新後のアイテム(REMOVEの場合は含まない)>
},
・・・
}
上記の情報を利用し、テーブル更新トリガーを契機に呼び出される処理を作成してください。