データストアの管理

はじめに

データストアは、プロジェクトを選択したあとに表示されるサイドメニューのデータストアから管理作業を実施できます。 ここでは、画面構成に沿ってデータストアの管理方法を説明します。

テーブルの一覧画面

テーブルの確認

サイドメニューのデータストアをクリックするとテーブルの一覧を表示します。 この一覧では、テーブルについて以下の項目を確認できます。

  • テーブル名
    テーブルの名称です。
  • 制限
    テーブルに対する制限状態を表示します。
    • -(ハイフン)
      制限がかかっていない状態です。
    • データ更新制限中
      アイテムの追加・更新が制限された状態です。プロジェクトに存在するテーブルに格納されたアイテムの総サイズが制限値以上になった場合にこの状態になります。アイテムの削除を行うなどして制限値未満になると制限が解除されます。
    • アクセス制限中: アクセス不可の状態です。アクセス数が月間の制限値を超えた場合にこの状態になります。毎月1日の1時頃にリセットされます。
  • 実行環境からのアクセス
    クラウドおよびエージェント実行環境からのアクセスが許可されているかどうかを表示します。
    • ON: 許可されていることを表します
    • OFF: 許可されていないことを表します
  • エディタからのアクセス
    フローエディターおよびenebular editorのデスクトップモードからのアクセスが許可されているかどうかを表示します。
    • ON: 許可されていることを表します
    • OFF: 許可されていないことを表します enebular editorのリモートモードからのアクセスは、上記実行環境からのアクセスがONであれば利用できます。
  • テーブルの更新時に呼び出し
    テーブルにアイテムの追加・更新・削除があった場合に、テーブル更新トリガーが発生します。これを契機に、クラウド実行環境を呼び出すかどうかを表します。
    • ON: 呼び出します
    • OFF: 呼び出しません
  • InfoMotionで利用
    InfoMotionからのテーブルの参照が許可されているかどうかを表します。
    • ON: 許可されていることを表します
    • OFF: 許可されていないことを表します
  • レコード数
    テーブルに格納したアイテム数を表示します。
  • サイズ
    テーブルに格納したアイテムの総サイズを表示します。
  • 最終更新日時
    テーブルが最後に更新された時刻を表示します。
  • タグ
    テーブルを分類するために必要に応じタグを付与できます。複数のタグを付与することもできます。

テーブルの作成

テーブルを作成する場合は、右下の+ボタンを押し、テーブル作成のためのダイアログが表示します。
作成するテーブルの用途を踏まえ、InfoMotionで利用するまたはカスタム設定のいずれかを選択し、次へボタンを押します。

以下の入力項目欄が表示されます。

  • テーブル名
    テーブル名を指定します。
  • メインキー名
    メインキーのキー名を指定します。
  • サブキー名
    サブキーのキー名を指定します。サブキーは任意であり、不要であればキー名を空にします。
  • サブキーのデータ型
    サブキーの型を指定します。数値または文字列から選択します。

InfoMotionで利用するまたはカスタム設定のいずれを選択したかによりデフォルト値が異なります。デフォルト値を以下に示します。

InfoMotionで利用するの場合 カスタム設定の場合 補足
テーブル名 table-<日付> table-<日付> -
メインキー名 label *1 なし *1: InfoMotionで可視化するデータの分類を表すキー名
サブキー名 ts *2 なし *2: タイムスタンプを格納するキー名
サブキーの型 数値(固定) *3 文字列 *3: タイムスタンプは、数値型固定

必要に応じ、上記入力項目を修正し、作成ボタンを押すとテーブルが作成されます。

InfoMotionで利用するまたはカスタム設定のいずれを選択したかにより、作成されたテーブルのデフォルト値が異なります。設定のデフォルト値を以下に示します。

InfoMotionで利用するの場合 カスタム設定の場合 補足
実行環境からのアクセス ON ON -
エディタからのアクセス ON ON -
テーブルの更新時に呼び出し OFF OFF -
InfoMotionで利用 ON *1 OFF *1: InfoMotionですぐに利用できるようにONとする

プロジェクト毎に作成できるテーブル数には制限があります。すでに上限分テーブルが作成済みであれば+ボタンが表示されなくなります。

データ検索タブ

テーブルに格納されたアイテムの検索、追加、更新、詳細表示、削除を行う画面です。

検索

検索条件を入力し、条件に一致するアイテムを一覧表示します。
検索条件を入力しない場合は、テーブルに格納されたアイテムを、表示件数で指定した最大件数分、サブキーの表示順にしたがって表示します(サブキーが存在しない場合は表示順を指定することはできません)。

検索条件には以下を指定できます。

  • メインキーの値
    メインキーの値を指定します。値を指定した場合、メインキーが指定した値と完全に一致した値を探します。
  • サブキーが存在するテーブルの場合
    • サブキーの条件
      サブキーで検索する際の条件を指定します。指定できる条件は以下です。
      • 次と等しい
      • 次以下
      • 次よりも小さい
      • 次以上
      • 次よりも大きい
      • 次の間(サブキーの値を2つ指定する必要があります)
      • 次で始まる
    • サブキーの値
      サブキーの値を指定します。ここで指定した値が、サブキーの条件にマッチした値を探します。

メインキーとサブキーの条件の両方を指定した場合は、両方にマッチしたアイテムを表示します。
メインキーとサブキーの条件のどちらか片方のみを指定して検索することもできます。

上記条件を入力し、検索ボタンを押すと条件にマッチしたアイテムの一覧が表示されます。

追加

テーブルにアイテムの追加を行います。

追加ボタンを押すとアイテムを追加するダイアログを表示します。ダイアログでは以下の項目を入力します。

  • メインキーの値
  • サブキーの値
  • その他の項目のキー名
  • その他の項目のデータ型
  • その他の項目の値

その他の項目を入力するには、項目追加ボタンを押してください。
キー名、データ型、値を入力する欄が追加されますので、追加したい項目を追加してください。

画面右上の入力切替タブで、JSONタブをクリックすると、JSONエディターに切り替えることができます。
JSONエディターについては、「JSONエディター」を参照してください。

OKボタンを押すと、アイテムがテーブルに追加されます。

JSONエディター

JSONエディターでは、以下の操作が実行できます。

  • シンタックスハイライト: JSONの構文を色分けして、読みやすくします。
  • フォーマット/整形: 乱れたJSONデータをきれいに整形して表示します。
  • エラーチェック: JSONの構文エラーや不整合を検出し、それをユーザーに通知します。

更新

テーブルのアイテムの更新を行います。

テーブルに追加したアイテム行をクリックするとアイテムを更新するダイアログを表示します。既存のアイテムの内容が表示され、以下の項目を修正できます。

  • その他の項目のキー名
  • その他の項目のデータ型
  • その他の項目の値

その他の項目を追加するには、項目追加ボタンを押してください。
キー名、データ型、値を入力する欄が追加されますので、追加したい項目を追加してください。

画面右上の入力切替タブで、JSONタブをクリックすると、JSONエディターに切り替えることができます。
JSONエディターについては、「JSONエディター」を参照してください。

OKボタンを押すと、アイテムが更新されます。

詳細表示

テーブルのアイテムの詳細表示を行います。

書き込み権限のないコラボレーターが、テーブルに追加したアイテム行をクリックするとアイテム詳細ダイアログを表示します。既存のアイテムの内容が、読み取り専用で表示されます。

画面右上の入力切替タブで、JSONタブをクリックすると、読み取り専用のJSONエディターに切り替えることができます。
JSONエディターについては、「JSONエディター」を参照してください。

OKボタンを押すと、ダイアログが閉じられます。

削除

テーブルに保存されたアイテムを削除します。

アイテム一覧の左側のチェックボックスにチェックを入れることで、削除対象のアイテムを選択してください。複数選択することもできます。

削除ボタンを押すと、確認ダイアログが表示されるので、内容を確認した上ではいボタンを押すと削除が実行されます。

アクセスタブ

テーブルに対するアクセス制御を設定できます。

プロジェクトの所有者、管理者ロールのユーザーは、テーブルに対してすべての操作を行うことができます。 ここでアクセス設定を行えるのは、コラボレーターロールのユーザーに対してです。アクセス制御できる操作は以下です。

  • 読み取り
    テーブルに格納されたアイテムの読み取り可/不可を制御します。テーブルの読み取りを不可にした場合、そのユーザーはデータ検索タブでアイテムの読み書きを実施できません。
  • 書き込み
    テーブルに格納されたアイテムの書き込み可/不可を制御します。テーブルの書き込みを不可にした場合、そのユーザーがデータ検索タブでアイテムの書き込みを実施できません。
  • 設定
    テーブルの設定変更可/不可を制御します。設定変更を不可にした場合、そのユーザーがテーブル画面を表示しても設定タブが表示されなくなります。

アクセス制御の設定は、プロジェクトの所有者、および、管理者ロールのユーザーのみ実施できます。

テーブル作成直後は、コラボレーターによるすべての操作は不可であるため、必要に応じ可に変更してください。

設定タブ

タグの追加

テーブルの区別をするために、タグを付与できます。

設定タブの上部にクリックしてタグを追加と表示があるので、これをクリックして付与したい文字列を入力し、改行キーを押してください。同様の操作を繰り返すことで複数のタグを入力できます。

タグは、データ検索タブ、設定タブ、テーブル一覧画面で閲覧できます。

テーブル名

テーブルの名称を変更します。

テーブルID

テーブルIDを表示します。
テーブルIDは、フローでアクセス先のテーブルを特定するときに利用します。

実行環境からアクセス

クラウド実行環境およびエージェント実行環境からのアクセスを許可するかどうかを設定します。
クラウド実行環境からのアクセスを許可したいときは、クラウド実行環境の設定画面のデータストア接続のトグルボタンもONにする必要があります。
エージェント実行環境からのアクセスを許可したい時は、エージェント実行環境の設定画面のクラウド実行環境との接続のトグルボタンもONにする必要があります。

エディタからアクセス

フローエディターおよびenebular editor(デスクトップモード)からのアクセスを許可するかどうかを設定します。

※ enebular editor(リモートモード)でテーブルを利用する場合は、エージェント実行環境からのアクセスを設定してください。

テーブルの更新時に呼び出し

テーブルに更新が行われた場合に、クラウド実行環境を呼び出すかどうかを設定します。
クラウド実行環境の呼び出しを行う場合は以下を設定します。

  • 呼び出し先のクラウド実行環境
  • 呼び出しを行う更新種別
    • INSERT: アイテムの追加が行われた場合に呼び出す
    • MODIFY: アイテムの更新が行われた場合に呼び出す
    • REMOVE: アイテムの削除が行われた場合に呼び出す

InfoMotionで利用

InfoMotionからの参照を有効にするかどうかを設定します。
InfoMotionからの参照を有効にする場合は、読み込み上限も設定します。読み込み上限とは、InfoMotionから一度に読み込むアイテム数の上限です。

また、InfoMotionから利用するトークンも表示します。これはInfoMotionの共有を行う場合に利用頂く想定です。
再作成ボタンを押すとトークンを再作成します。トークンの再作成を行うと、これまでInfoMotionの共有で作成したページに組み込んでいたトークンは利用不可になります。

※ サブキーが数値型のテーブルではない場合は、有効にすることはできません。

テーブルのバックアップ

テーブルに格納された、すべてのアイテムをバックアップします。

バックアップボタンを押すと、確認ダイアログが表示されます。 内容を確認した上でバックアップボタンを押すとバックアップが実行されます。

バックアップの処理結果は、プロジェクト所有者にメールで通知します。
バックアップファイルは、メールのリンクから一括でダウンロードできます。

制限事項

  • バックアップを実施できるのは、プロジェクトの所有者のみです。
  • 1日当たりに実施できるバックアップ回数としてプロジェクトプランごとに制限があります。
プロジェクトプラン 同じテーブル 同じプロジェクト 備考
フリー 2回 制限なし 制限なし
トライアル 2回 制限なし 制限なし
エンタープライズ 制限なし 制限なし 制限なし

テーブルのリストア

バックアップファイルを利用して、テーブルにアイテムをリストアします。

リストアボタンを押すと、ファイルアップロードダイアログが表示されます。 バックアップファイルを選択、またはドラッグ&ドロップします。 内容を確認した上でリストアボタンを押すとリストアが実行されます。

リストアの処理結果は、プロジェクト所有者にメールで通知します。

制限事項

  • リストアを実施できるのは、プロジェクトの所有者のみです。
  • 1日当たりに実施できるリストア回数としてプロジェクトプランごとに制限があります。
プロジェクトプラン 同じテーブル 同じプロジェクト 備考
フリー 2回 制限なし 制限なし
トライアル 2回 制限なし 制限なし
エンタープライズ 制限なし 制限なし 制限なし

削除

テーブルを削除したい場合は、削除ボタンを押してください。

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