フローからのファイルアクセス
デバイスにデプロイしたファイルを同じデバイスのFlowから参照することが出来ます。ここではその方法について説明します。
ファイルのパス
デバイスにデプロイされたFlowで ENEBULAR_ASSETS_DATA_PATH
環境変数によってデバイス上のファイル保存先のベースディレクトリを参照できるようになっています。
ファイルがこの環境変数で指定されているパスの下に Deploy Directory ディレクトリの中に保存されますので、 以下のパターンのように環境変数と、ファイルの Deploy Directory 、ファイルのファイル名を合わせるとファイルのフルパスを取得できます。
<ENEBULAR_ASSETS_DATA_PATH>/<Deploy Directory>/<Filename>
例
ここでは、Deploy Directory を bar
、ファイル名を foo.txt
としています。
Flowで process-env タイプのノードを利用して環境変数を取得できます。このノードのプロパティを以下のように設定します。
プロパティ名 | 説明 | 設定内容 |
---|---|---|
Key | 環境変数名 | ENEBULAR_ASSETS_DATA_PATH |
次に、function タイプのノードを追加し、Function プロパティで以下のように Deploy Directory とファイル名をベースディレクトリに結合するJavaScriptのコードを入力します。
msg.payload = msg.payload + '/bar/foo.txt';
return msg;
これで、このノードからのメッセージのpayload
を次のノードでファイルのフルパスとして利用できます。