実行環境間の接続準備
概要
ここでは、実行環境間の接続機能を利用するために必要な準備について説明します。
準備が終わり、インポートしたプライベートノードを含むフローをエージェント実行環境とクラウド実行環境にデプロイして実行することで、メッセージの送受信ができるようになります。
エージェント実行環境からクラウド実行環境にメッセージを送信する手順については「エージェント実行環境からクラウド実行環境へのメッセージ送信」を参照ください。
クラウド実行環境からエージェント実行環境にメッセージ送信する手順については 「クラウド実行環境からエージェント実行環境へのメッセージ送信」を参照ください。
エージェント実行環境とクラウド実行環境の準備
同一プロジェクト内にエージェント実行環境とクラウド実行環境を作成する
同一プロジェクトにエージェント実行環境とクラウド実行環境を作成します。
エージェント実行環境の作成方法については、「エージェント実行環境の作成」を参照ください。
クラウド実行環境の作成方法については、「クラウド実行環境の作成」を参照ください。
クラウド実行環境との接続 / エージェント実行環境との接続をONにする
作成したエージェント実行環境とクラウド実行環境の間でメッセージをやり取りできるようにするため、以下の設定をします。
- エージェント実行環境の設定タブで、
クラウド実行環境との接続
トグルボタンをONにする - クラウド実行環境の設定タブで、
エージェント実行環境との接続
トグルボタンをONにする
プライベートノードの準備
LCDP in / outノードのインポート
クラウド実行環境にデプロイするフローで利用するLCDP in / outノードをインポートする必要があります。
エージェント実行環境から送信されたメッセージは、LCDP inノードで受信できます。
インポート手順については、「LCDP in / outノードのインポート」を参照ください。
実行環境間の接続準備に対応しているLCDP in / outノードのバージョンは、1.1.0以降のため、それよりも古いノードをインポートしている場合は、最新バージョンをインポートしてください。
Cloud EE Outputノード / Cloud EE Inputノード / Agent EE Inputノードのインポート
エージェント実行環境とクラウド実行環境の間でメッセージをやり取りするために、Cloud EE Outputノード / Cloud EE Inputノード / Agent EE Inputノードをインポートする必要があります。
Cloud EE Outputノード / Cloud EE Inputノード / Agent EE Inputノードは、Discover Assetsに公開していますので、以下の手順でプロジェクトにインポートしてください。
- 検索欄に
ee-connect
と入力し、プルダウンから名称
を選択してください ee-connect
のオフィシャルアセット(enebular
の帯付きのアセット)が表示されますのでクリックします- 右上の
インポート
ボタンを押します - インポート先を選択するダイアログが表示されますので、インポート先のプロジェクト名と、このアセットに対するコラボレーターの権限を設定し、
インポート
ボタンを押します
Cloud EE Outputノード / Cloud EE Inputノード / Agent EE Inputノードのインポートについて
フローエディターを開くと、左側にパレットが表示され、その右隣にフローを編集するワークスペースが表示されます。
Cloud EE Outputノード / Cloud EE Inputノード / Agent EE Inputノードのインポートを実施済みであれば、パレットのネットワークカテゴリにCloud EE Output
ノード、Cloud EE Input
ノード、Agent EE Input
ノードが追加されます。
エージェント実行環境からクラウド実行環境にメッセージを送信する場合は、Cloud EE Output
ノードを利用します。Cloud EE Output
ノードは、指定されたクラウド実行環境IDのクラウド実行環境に入力されたpayloadの内容を送信します。
エージェント実行環境でクラウド実行環境からのメッセージを受信する場合は、Cloud EE Input
ノードを利用します。Cloud EE Input
ノードは、クラウド実行環境から送信されたデータを受信し、出力します。
クラウド実行環境からエージェント実行環境にメッセージを送信する場合は、Agent EE Input
ノードを利用します。Agent EE Inputノード
は、指定されたエージェント実行環境IDのエージェント実行環境に入力されたpayloadの内容を送信します。
各ノードの詳細については、各ノードの情報タブに表示するヘルプをご参照ください。