HerokuのmLab MongoDB Add-onの廃止に伴うHerokuアプリの再作成
はじめに
enebular v2.25.3以前に作成したHerokuアプリは2020/11/10以降は正しく動作しなくなります。そのため、enebular v2.25.4以降でHerokuアプリを再作成する必要があります。
enebular v2.25.3以前に作成したHerokuアプリは、設定情報を保存するためにmLab MongoDB Add-onを利用しています。このAdd-onが2020/11/10にHerokuから削除されるため、Herokuアプリが正しく動作しなくなります。
enebular v2.25.4では、mLab MongoDB Add-onの代わりにHeroku PostgreSQL Add-onを利用するように修正しています。
Herokuアプリの再作成が必要かどうか確認する方法
ご利用中のHerokuアプリが、enebular v2.25.3以前のenebularで作成したHerokuアプリであるかどうかを確認する方法は以下です。
- Herokuのアプリ一覧画面を表示します
- enebularで作成したアプリ名をクリックし、Herokuアプリの管理画面を表示します
Settings
をクリックし、Settingsタブを表示します- Config Vars欄の
Reveal Config Vars
をクリックし、設定情報を表示します
設定情報の一つにAGENT_HEROKU_VERSION
があり、その値が1.2.0以上であればPostgreSQLを利用する環境であるため再作成は必要ありません。
AGENT_HEROKU_VERSION
の値が1.2.0未満か、または存在しない場合は後述の「Herokuアプリを再作成する手順」にしたがって、Herokuアプリを再作成してください。
Herokuアプリを再作成する手順
HerokuへのDeployを参照し、以下を実施してください。
- 「Heroku ボタンでアプリを作成」の手順にしたがって、Herokuアプリを作成してください
- 再作成前のHerokuアプリにデプロイしたフローと同じフローをデプロイします
HerokuアプリのURLを変更したくない場合、既存のHerokuアプリの名前を変更するか、Herokuアプリを削除した後に、既存のHerokuアプリと同じ名前で新しいHerokuアプリを作成してください。
Herokuアプリにデータを保存している場合は、Herokuアプリの再作成後にデータの移行を行なってください。 データの保存方法は利用しているAdd-onに応じて異なるため、別途調査した上で適切な方法で移行を実施してください。
注意点
HerokuアプリにWebブラウザでアクセスしてフローを編集・保存した場合、そのフローはHerokuアプリ内にのみ保存されます。enebularで保存したフローと、既存Herokuアプリのフローに差分がある場合は、Flow Editorが提供するフローのインポート/エクスポート機能を利用するなどして別途フローの移行を行なってください。